Brand Profile
クリスチャン・ヴァン・ダー・クラウ
CHRISTIAAN VAN DER KLAAUW
クリスチャン・ヴァン・ダー・クラウ
天文観測で17世紀から長い歴史を持つライデン大学天文台のあるオランダ、ライデンに生まれ、幼い頃から天文学に興味を持つ。

ライデンの機械製作学校を経てクロック製作を学んだ後、1967年にクロックの製作会社に入社。1974年、独立して複雑天文クロックの製作を開始。以降、続々と作品を発表。14世紀頃からヨーロッパで教会のために製作されてきた、さまざまな天体の複雑な動きをメカニズムで再現する天文複雑クロック。この製作の世界的な第一人者として不動の地位を確立。1994年からは、クロックに加えて天文複雑機構を備えたウォッチの製作を開始。さらにその評価を高めた。時計ブランドのための天文複雑機構の開発も行っており、2014年にはヴァン クリーフ&アーペルと、太陽系の惑星の動きを再現した天文ウォッチ「ポエティック アストロノミー」の開発に参画し、改めて世界から注目を浴びた。宇宙の原理を再現する精密機械として生まれた機械式時計。そのルーツと進化を誰よりも体現する偉大な独立時計師である。

CEOのダニエル・レインジェス氏

ヴァン・ダー・クラウ氏との強力な信頼関係の元2009年に同社のCEOに就任。
優秀なデザイナーでもあり、有名宝飾ブランドとのコラボレーションの実現により、ヴァン・ダー・クラウの名を一躍有名にした立役者でもある。

■時計動画
■インタビュー

Real Moon 1980
リアルムーン 1980(2011年作品)
太陽と月のドラマを文字盤上に凝縮した
天文コンプリケーションのマスターピース

季節により軌道を変えて大地を照らす太陽。満ち欠けを繰り返しながら夜空を彩る月。そして太陽と月が演じる、日食と月食という2つの壮大なドラマ。人類にとって最も身近で大切な2つの天体の動きを文字盤で表示する、天文コンプリケーションウォッチ。

私たちが住む地球から約1億4,960万キロメートルの距離にあり、直径約140万キロメートル、地球の約109倍の大きさを持つ太陽は、太陽系の中心となる恒星であり、人類にとって最も身近で大切な天体だ。太陽が放射する巨大なエネルギーは、気候変動など全地球規模のダイナミックな変化の原動力であり、また地球の表面で展開される生命活動の源でもある。その変化は農業などあらゆる人類の営みに大きな影響を与えるため、太古の昔から人類は太陽の動きを観測し、また神として人格化して崇めてきた。

 

また地球から約38万4,403キロメートルの距離にあり、直径約3,474.3キロメートル、地球の約1/4の大きさの月は、地球唯一の衛星であり、太陽と共に人類にとって最も身近で大切な天体である。その満ち欠けは人類にとって何よりも身近な神秘であり、季節の移り変わりを知るための大切な指標。暦作りの基礎となり、やはり太陽と同様に人格化され、さまざまな物語が作られてきた。


天文コンプリケーションウォッチの第一人者、クリスチャン・ヴァン・ダー・クラウが2011年に開発・発表したこの「リアル・ムーン 1980」は、独自開発のモジュールで、人類にとって最も大切なこの2つの天体の動き、赤緯(季節ごとに変わる太陽軌道の高さの変化)と、月の満ち欠け(ムーンフェイズ)、2つの天体に周期的に起こる日食と月食、さらに日付と曜日を表示する天文コンプリケーションウォッチで、腕時計では世界で唯一となる、独創的で画期的な腕時計だ。

文字盤にある表示の中でも特に目を引くのが、12時位置にあるクリスチャン・ヴァン・ダー・クラウのトレードマークでもある太陽のモチーフと黄道12星座を使った赤緯インジケーター。そして6時位置にある「リアルムーン」と名付けられた、実際の月と同じ球体の月を使った、月の満ち欠けを再現するムーンフェイズ(月齢)表示。このリアル・ムーン表示機構は後に、「千百年に1日の誤差」という機械式腕時計としては世界最高峰の精度を実現した2012年の作品「リアルムーン・ジュール」へと発展する。

またこの2つの表示と同じように画期的なのが、3時位置にある日食&月食インジケーターだ。 太陽が欠けて見える「日食」と月が欠けて見える「月食」はどちらも地球に対する太陽と月の位置の相関関係から起こる現象であり、その時期は特定されていて「食の季節」と呼ばれている。 このインジケーターは、その時期であることを針の赤い印で示してくれる。


太古の昔から、人類と深い関わりを持ってきた太陽と月にフォーカスし、その動きを文字盤上で一望できる。


シースルーのケースバックから楽しめる自動巻きムーブメント。「リアルムーン・ローター」と名付けられた巻き上げローターの凝った意匠、仕上げの美しさもこの作品の魅力。半円形のローターには星型の穴が開けられ。精密で美しいギョーシェ加工が施される。さらにその回転軸の周囲には太陽がモチーフのリング、その外周部中央には表面のクレーターをリアルに再現した月型のウエイトがセットされる。回転軸やムーブメントの受けを固定するブルースチール製ネジと軸受けである人工ルビーの色合わせも美しい。
 
これは天文コンプリケーションの中でもエポックメーキングな作品である。



Real Moon 1980
リアルムーン1980


ご成約済み


※ギャラリーは、完全ご予約制になります。


自動巻き
ケース径40mm
18Kホワイトゴールドケース
シースルーバック
パワーリザーブ約96時間
アリゲーターストラップ

ワインダー(ゼンマイ巻き上げ装置)
付きのスペシャルボックス付属。