Brand Profile
スヴェン・アンデルセン
SVEND ANDERSEN
スヴェン・アンデルセン
複雑時計開発の伝説的天才であり
独立時計師の先駆者にして
「育ての親」

1942年デンマーク生まれ。時計学校で4年間学んで時計師の資格を取得後、1963年にスイスへ。名門時計店ギュブランのレストア部門で頭角を表し、パテック フィリップの複雑時計開発部門にスカウトされ活躍。さらにケースメーカーに参画するなど、時計製作についてさらに造詣を深めた後、満を持して自身の工房とブランドを設立。自身の作品製作を行う一方で、有名ブランドから開発の委託や協力要請を受け、複雑機構開発のスペシャリストとして永久カレンダー機構やレトログラード機構など多彩な複雑機構の開発やスペシャルピースの開発・製造を担当。数多くの名作を世に送り出してきた。独立時計師という存在を時計界で確立し、その地位を築いた最大の功労者のひとり。さらに時計界の未来を担う後継者の育成にも力を注ぎ、スイス時計界で活躍する人材を多数育てた。独立時計師界の「育ての親」ともいえる存在である。

■時計動画
■インタビュー

Secular Perpetual Calendar
セキュラー パーペチュアル カレンダー(2005年発表)
永久カレンダー機構の権威
アンデルセンの知る人ぞ知る名作
機械式複雑機構の権威として知られる独立時計師界の巨匠スヴェン・アンデルセン。

これまで彼が開発してきたさまざまな複雑機構の中でも、最も得意とするのが、うるう年がカレンダー機構の中にメカニズムとして物理的にプログラムされており、時計が動き続ける限り、100年間はカレンダーの修正が必要ない、いわゆる「永久カレンダー」機構。

2005年に発表されたこのモデルはシンプルな外観だが、永久カレンダー機構のスペシャリストであるスヴェン・アンデルセンの暦に対する深い造詣と時計師としての最高峰の技術から生まれた、隠れた名作である。

現在、世界で最も一般的に使われている暦は、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)により紀元前45年に定められたユリウス暦に修正を加え、1582年にローマ教皇・グレゴリウス13世の手で制定された、いわゆるグレゴリオ暦(新暦)だ。 具体的には、1年間の日数を通常(平年)は365日と定め、西暦の年号(西暦年9が4で割り切れる年、つまり4年に1度はうるう年として、2月末に29日目を1日加えて366日とする。ここまでは大人ならば、誰もが知っていることだろう。

しかし、実はグレゴリオ暦のうるう年には「2つの例外ルール」がある。それは「西暦年が100で割り切れる年は平年とする」。そしてもうひとつ「西暦年が400で割り切れる年はうるう年とする」というものだ(だから西暦2000年はうるう年だった)。 実は、現在作られている永久カレンダーウォッチのほとんどは、この2つの例外ルールには対応していない。正確に言えば、1つめのルールにそもそも対応していない。そのため100年ごと、具体的には2100年に修正を必要とする。


永久カレンダー機構の権威スヴェン・アンデルセンが製作したこの作品は、一見すると、ごくごくシンプルな3針の日付表示付き腕時計に見える。

しかし実はこの作品、この2つの「うるう年の例外ルール」のうち「1つめの例外ルール」を自動的に修正する永久カレンダー機構を組み込んだ画期的な腕時計なのである。

ゆえに、2100年を超えても修正は不要なのだ。




さらにケースの裏側にはもうひとつの文字盤。

その左上には、通常のうるう年インジケーター、そして文字盤の外周には、50年で中央の針が文字盤を1周する50年カウンターが設けられている。

文字盤右上には、50年カウンターの動きをカウントするセンチュリー(世紀)インジケーターが設けられており、これらを組み合わせて読むことで、なんと2000年に続き「2つめの例外ルール」で修正が必要な年、2400年が近づくことも知らせてくれるのである。


ケース裏側のもう一つの文字盤。「時刻」を知らせる以上の役割を持つその盤面には、伝説の独立時計師の「時」への飽くなき挑戦が静かに息づいているようだ。
 
グレゴリオ暦とは、宇宙の法則を理解しようとした人類の叡智の結晶であり、このモデルは、年表示に限定するという思い切ったコンセプトで、その叡智を腕時計の中に組み込んだ逸品。スヴェン・アンデルセンの数ある作品の中でも、隠れた名作といえよう。



Secular Perpetual Calendar Platinum
セキュラー パーペチュアル
カレンダ

小売価格

¥9,800,000-

(税込¥10,584,000-)


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自動巻き
プラチナケース
ダブルフェイス(表裏2つの文字盤)
アリゲーターストラップ