2017年7月4日 (火曜日)
時計コラム2 時計の価値

前回の時計コラム1では、美術品という目線からの時計のお話をさせて頂きました。

 

今日は時計の「価値」についてお話ししたいと思います。

 

 

最近お客様より、「時計は資産になりますか?」というご質問をよくいただきます。

 

このご質問にお答えするには、この「資産」という言葉をどうとらえるかがとても重要となります。

 

一般的に「資産」といえば、「換金性の高いもの」「値上がりするもの」ととらえる方が多くいらっしゃいます。

独立時計師の時計に限らず、時計は今のところ基本的にはそのような資産には該当していません。

 

しかし、一部の有名ブランドではリセールマーケット(再販市場)が発達しており、換金性の高い時計も存在します。

 

多くの高級時計ブランドは、このようなリセールマーケットを成熟させることも、お客様満足度を高める一つの使命と考え、さまざまな活動を展開しています。

 

独立時計師の時計も再販市場が大事だという気持ちは同じなのですが、時計師自身がそのようなマーケットの構築に動くことはほぼありません。

(彼らは根っからの職人が故に、マーケット構築が苦手な方が多いです)

 

しかし、世界中のコレクターの方々が自ら交換市場を作り上げ、活発に取引をされています。

また、世界中に存在するリテイラーの方々も、再販市場の構築に寄与している場合もあります。

 

上級(熟練?)時計コレクターの方は、再販価格の高い時計とまだそれほど高くない時計をバランスよくコレクションに取り入れることにより、新しい魅力的な時計に出会った際に、コレクションの入れ替えを上手に行っています。

 

時計を売却する際には、値上がりは期待できませんが、ともに時を過ごし、慈しんできた時計が、手放した後もまた素晴らしいオーナーに巡り合えるかもしれないこと、そして売却したお金を元手にまた新しい時計を手に入れられること、これらの繰り返しを楽しんでいらっしゃるのです。

 

車のオーナーの方も、美術品オーナーの方も、同じような楽しみ方をされていると思います。

 

一方で、代々継いでいけるものという「資産」であるというとらえ方もあります。

 

祖父から受け継いだ時計、父から受け継いだ時計。

 

祖母から受け継いだ時計、母から受け継いだ時計。

 

次世代へと受け継ぐ価値のある時計を持つことにより、自らが生きてきた時を未来へ語り継ぐことができるのです。

 

そう思うと、大きな「資産」・「財産」であるな、と私は思っております。

 

時計という世界の中に時計師たちが込めた想いに、時計オーナーの想いを共振させ、いつの時代も変わらぬ時の刻みを後世に残して頂けたらと願っております。

 

素晴らしい時計は世界中に星の数ほど存在しますが、この日本において、弊社ステラ・ポラーレが独立時計師という「時の芸術家」の作品に出会うことのできる、貴重な場所となれれば嬉しく思います。

 

 

 

 

株式会社ステラ・ポラーレ
ステラ・タイムピースギャラリー

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