2017年11月30日 (木曜日)
お抱え時計師の歴史を訪ねて ~大名時計博物館~(2)

さて、まずこの大名時計博物館全体の作品数の多さに圧倒された後、ゆっくりと館内を時計回りに展示作品を見てまいりました。

 

詳細は是非実際にこの博物館を訪れて頂きたいので、ポイントだけ絞ってご紹介します。

 

 

まずは大名時計として一番見ごたえのある「櫓(やぐら)時計」

 

 

側面のふたが開くようになっており、ムーブメントが見えます。

 

残念ながら、ガラスケース越しなので、写真にはなかなか映りません!

 

 

頑張って撮ってもこのような感じです(笑)

 

これらのムーブメントを覗いていると、以前スイスでヴィアネー・ハルター氏の工房にお邪魔した際、彼の宝物部屋(笑)にあった教会の時計の古いムーブメントを思い出しました。

 

 

このような感じです。

 

 

日本の大名時計はヨーロッパから渡来したものをお手本に作られていますので、実際にこのような時計をみると日本とヨーロッパが急に近くなったような気持ちがします。

 

大名時計は別名「和時計」とよばれ、実際には時間を正確に知るという目的よりも大名たちの権威や気品を示すものとして、いろいろな材料を使用して装飾が施され美術工芸品の扱いだったそうです。

 

そしてだんだんと作られる数が増え、各部屋に置かれるようになり実用性が高まっていったのですね。

 

和時計といえば、「不定時法」。

 

 

日本独特の時間の概念で、夏は昼間が長くなり冬は短くなります。

この博物館は、この不定時法についてもとても詳しくわかりやすく解説されています。

 

 

日本の独立時計師の一人である菊野昌宏氏が、不定時法の自動駒式腕時計を生み出されたことは皆様もよくご存知のことでしょう。

 

 

大名時計はその種類は多く、掛け時計・櫓時計・台時計・尺時計・枕時計・印籠時計・小型置物時計・変形時計などがあるそうです。

 

 

携帯用の日時計。

 

こちらも携帯用の日時計。

 

なんと、江戸時代にも万歩計があったそうです!

 

 

もっと近くに寄ってご覧になられたいですよね!!

写真にうまく映らなかったというのもあるのですが(笑)是非実物は博物館にてご覧ください。

 

とても大事に作られたことをひしひしと感じる、独特のオーラがあります。

 

次回は、さらに私自身興味深いなと思った作品を、ご紹介します。

 

お抱え時計師の歴史を訪ねて ~大名時計博物館~(3)へ続く