2017年12月2日 (土曜日)
お抱え時計師の歴史を訪ねて ~大名時計博物館~(4)

みなさま、こんにちは。

 

大名時計博物館レポートはいかがでしたでしょうか。

 

 

江戸時代には「時計」はその種類によってさまざまな漢字で表記されていたそうです。

 

日時計のことを 「斗景」「土景」「図景」「土圭」「土計」

にわとり時計を 「斗鶏」

機械時計を 「自鳴鐘」

江戸の末期には「時計・時規・時辰表・時辰儀」と書かせてそれぞれ「とけい」と読んだそうです。

 

現在まで使われている「時計」という漢字は、実は当て字なのだそうです。

 

たしかに!

 

「時」は「とき」とは読みますが、とけいと読む以外に「と」と読むことはないですね!

 

時計は「ときけい」または「じけい」と読んでもおかしくないですが、上記のような様々な漢字による読まれ方により「とけい」となったのですね。

 

非常に興味深いなと思いました。

 

また、大名お抱えの御時計師という、高貴な職業が日本にあったことも驚きました。

 

国を治める諸大名が、時間という概念を重んじ、その時を測ることのできる、当時最先端で高価な技術をもっていることを大名としての一つの権威としてとらえていたことも非常に興味深く思います。

 

 

 

時間の大切さを知ることのできる「時計」。

 

いまはごく身近にあり、そして地球全体規模の非常に正確な、そして少し窮屈な「時間管理」の中で人々は動かされています。

 

科学技術の進歩のおかげで、より短時間でできることが増え、時間の重みを感じることも少なくなってきました。

 

そのような世の中だからこそ、自分をとりまく「時間」というものを見つめなおすことにより、豊かな時間をそして豊かな人生を歩めるのではないかと思います。

 

機械式時計は、時の刻みを肌で感じることができる一番身近な存在です。

 

さらに、その機械式時計を作り出すにあたり、時間をかけ、手間暇をかけ、電力に頼らず少しでも正確に動くことを目指すハンドクリエイションの世界を追及している方々が、いわゆる「独立時計師」と呼ばれる方々です。

 

腕に収まる「小宇宙」の中に、一つ一つ丁寧に磨き上げあられた歯車・ゼンマイ・ねじなどによって、極めてアナログな時の刻みを作り出す彼らの技術は特筆すべきものです。

 

デジタルですべてが加速度的に動くこの時代に、ゆっくりとした本来の時間の流れを感じることのできる時計を作ってくれる、あなただけのお抱え時計師を、是非見つけて頂ければと思います。

 

その時計師を見つけるお手伝いを全力でさせて頂くこと、我々ステラ・ポラーレにとってこれ以上の幸せはありません。

 

 

日本独特の「時」の世界を体験させてくだり、そして多くの時計ファンの方にご紹介をさせて頂くことをお許しいただきました、大名時計博物館のオーナー様に心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

◆大名時計博物館◆

所在地: 東京都台東区谷中2-1-27
地下鉄千代田線「根津」駅より徒歩10分
JR「日暮里」駅から徒歩15分
開館時間: 午前10時から午後4時まで
休館日: 毎週月曜日、夏季7月1日~9月30日、年末年始12月25日から1月14日
入館料: 大人300円、大学・高校生200円、中学・小学生100円