2016年10月18日 (火曜日)
高級時計専門サイト Quill & Pad による、ジュネーブグランプリ予想記事より(2)

みなさま、こんばんは。

 

昨日の続きです。

 

錚々たるメンバーの集まる時計愛好家のための専門サイト「クイル&パッド」の、ジュネーヴグランプリの予想を行うコーナーにて、5人の寄稿者たちがそれぞれの予想を展開しました。

 

ルドヴィック・バルアーの「アップサイドダウン」を推したのはなんと!5人中・・・2人!!

 

ludovic-ballouard_upside_down

 

まず、この部門の定義はどのようなものなのでしょうか。

 

この部門の定義は

「機械式機構がその創造性と複雑さにおいて目立って優れている女性用腕時計」

となっています。

 

女性用だからといって「綺麗であること」は条件となってはいません。

しかし、女性が着けられるものでなければならないので、小さめの手首にも向いているもの、ということになります。

 

ルドヴィック・バルアーについてコメントした、4人の寄稿を要約しました。

 

 

◆イアン・スケレルン氏 (クイル&パッドの共同設立者の一人)

 

アールデコ調のダイアルを見たときの第一印象は、ネガティブなものだった。

しかし、ディテールを見れば見るほど、その美しさが見えてきた。

 

この時計は他の作品比べて、断トツでGPHGのカテゴリー定義に最もかなっている作品なので、ダイアルの装飾がどんなものであっても自分はこのカテゴリーの優勝作だと思う。

 

機械式機構の複雑さはA+。ムーブメントの裏を見れば一目瞭然。創造性という観点からもA+。

 

今の時間以外の数字が逆さというアイディアは天才的というしかない。

 

さらに、この時計を女性用高度メカ部門にエントリーしたバルアー氏の決断も天才的。

 

他の作品をはるかに越えている。

 

 

 

◆ギャリー・ゲッツ氏 (時計の大コレクター)

 

すでにアップサイドダウンを一本持っているからには、もちろんこの時計の大ファンだ。(詳細は別記事参照)

 

しかし、2010年に発表された作品であるため、「新しさ」という点でこのカテゴリーの他の作品に負けると思う。

 

しかし、ダイヤ、羽、マザーオブパールを使ったデイスプレイと、回転する円盤を使って秒針のかわりにしている点は気に入っている。

 

 

 

◆マーティン・グリーン氏(常駐の紳士ライター)

 

ルドヴィックのアップサイドダウンの多様性にいつも驚かされます。

 

一つお気に入りを買うと、息つく間もなく新しいデザインのものを持って、彼は私のところに来てくれます。

 

今回のモデル「アップサイドダウン/アール・デコ」では、彼は優雅さを強く打ち出すことに成功しました。

 

そして私は彼のダイヤモンドの使い方がとても好きです。
なぜなら機能的な部分(今回は秒表示部分)だけに限定して使い、アール・デコのイメージにそれを活かしているから。

 

あえてケース部分にダイヤモンドを入れないことによって、かえってデザインの強さが出ると思う。

 

楽しくて実用的な複雑機構の組み合わせによって、彼はどんな人にも完璧に似合う女性向け時計を作ることに成功したと思います。

 

 

 

◆ジョシュア•マンチョー氏 (技術に詳しい寄稿者、自称時計おたく)

 

人気作品のアップサイドダウンの女性版といえるこの時計は、このカテゴリーで二番目に好きな作品。(一番はルイヴイトン)

 

さまざまな仕上げや素材、質感を使って初期アール・デコのタペストリーを文字盤の真ん中に醸し出している。

 

マザーオブパールの外縁と回転する数字とあわせて、女性用腕時計として他の一線を画す。

 

しかし、なんといっても素晴らしいのが文字盤の下のムーブメント。

 

このムーブメント自体がこの上なく、美しい。

 

 

 

・・・確かに、美しいです。

 

img_8724

 

この記事の5人の寄稿者たちはそれぞれに下記のような予想を出しました。

 

各人の優勝予測作品:5人中2人がアップサイドダウンを予測
スケレルン氏:Ballouard, Upside Down
ナンシー•オルセン氏:Bulgari,Seprenti Incantati Tourbillon Lumiere
ジョシュア•マンチョー氏:L. Vuitton, Tambour Color Blossom Spin Time
ギャリー•ゲッツ氏:Christophe Claret, Marguerite
マーテイン•グリーン氏:Ballouard, Upside Down

 

さらに、この記事の中にリンクがあり、大コレクターであるギャリー・ゲッツ氏が、この作品に言及した記事を寄稿しています。
Why I Bought It: Ludovic Ballouard Upside Down, by GaryG 

 

こちらの記事もなかなか面白いですので、明日こちらで要約を載せたいと思います!

 

また明日もお楽しみに!