2017年5月7日 (日曜日)
Basel World 2017 (2)

みなさま、こんにちは。

関東ではゴールデンウィーク連日良いお天気でしたね。

 

さて今日は、バーゼルワールドの続きをレポートいたします。

前回は3日目までをダイジェストでご紹介いたしました。

 

4日目(3月27日)はまず午前中から、カリ・ヴティライネン氏のブースへお邪魔しました。

※お写真はAHCI撮影のものをお借りしました。

 

今年はブティライネン氏の時計を日本で唯一扱われている林氏も一緒にお話しをして頂き、新作の魅力をたっぷりご紹介いただきました。

 

前作の「翡翠」に引き続き蒔絵や螺鈿を駆使した美しい「秋の暮れ」という作品でした。

 

そしてさらにこちらのシンプルなブルーのギョーシエダイアル作品も素敵でした。

 

女性の腕にもしっくりくる大きさです。

 

最近のお客様の傾向では女性も大きめのケースがいいですという方が多いように感じますが、こちらは小さすぎず大きすぎずのしっくりサイズです。

 

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ヴティライネン氏の後はミキ・エレタ氏とのミーティングのためにAHCIブースへ。

 
エレタ氏は今回、昨年発表の「UFO」も含めて3作品展示していました。

 

 

※こちらのお写真もAHCIからお借りしました。

 
今回は通訳で娘さんが同行されていました。
とても素敵な方です。

 

この昨年の新作UFOはちょうど私がウェブサイト用の動画を撮る取材で工房を訪れた時に、トゥールビヨンの部分のパーツを試作しているところでしたので何度見ても懐かしい気持ちがします。

 

エレタ氏は一週間後、14日(日曜日)に来日イベントを行いますのでお楽しみに!

 

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その後は「ドゥ・ベトゥーン」の担当者とお会いし、10本以上の実機を見せて頂きました。

 

ドゥ・ベトゥーンは日本でもすでに取扱いがありますのでご存知の方も多いかと思いますが、時計界の重鎮と言われるデヴィット・ゼネッタ氏と、天才時計師デニス・フラジョレ氏が15年前に創設したブランドです。

こちらのパーペチュアルカレンダー付きのモデルが個人的に一番気に入っています。

 

また、このブランドのシグネチャーでもある、チタンを焼き付けた魅力的なブルーダイアルもとても印象的です。

 

このブランドの魅力は、外観の美しさだけではなく、たとえばシリコン製のひげゼンマイを使用して温度や磁気の影響を受けにくい素材を追求する姿勢など、時計機構そのものにも深いこだわりを感じさせる点であり、独立系ブランドの良さが凝縮されていました。

 

また、お話の中でカスタマイズに関してもとても積極的で、弊社の自動巻きコレクターのお客様のために、手巻きモデルも自動巻きに出来る限りカスタマイズしてくださるというお話も頂きました。

 

近いうちに、こちらのブランドの魅力を詳しくご紹介したいと思っております。

 

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この日は最後に、アンデルセン・ジュネーヴのCEO、アシュリマン氏と会食でした。

 

アンデルセン氏ご本人は、ちょうどこのバーゼル期間中に金婚式のお祝いを迎えるとのことで、家族でお祝いをするためにジュネーブに戻られていて、今回は初日に少しお話をさせて頂いたのみでした。

 

相変わらずお元気なアンデルセン氏。AHCIの活動も積極的にされており、今回はアンデルセン氏が自宅と工房で保管するAHCIメンバーにまつわる膨大な量の書籍・雑誌をデジタルアーカイブにするために基金を募っているの言うお話もお聞きしました。

 

一部見せて頂いたこともあるのですが、AHCIメンバーの若かりし頃の写真がたくさん掲載されており、80年代に苦しい時代から立ち上がったころの時計師たちの凛々しい姿を垣間見ることが出来る貴重な資料達です。

 

CEOのアシュリマン氏は、時計師ではない難しい立場で独立時計師のブランドを後世に残していくという非常に難しい点に挑戦している一人です。

 

私とも年齢が近く、もともと出身が金融系という共通点もあり、お会いするたびに経営面などの様々なお話をさせて頂き、充実した時間を過ごすことが出来ました。

 

独立時計師たちも、初期のメンバーたちは年齢的にも世代交代の時期を迎え初め、それぞれの道を模索しています。

 

この問題を超えることにより、一人の時計師の一代限りで終わってしまうのではないかというユーザーの皆様からの不安な点を払しょくすることになりますので、みな真剣に取り組んでいます。

 

弊社でも、独立時計師ブランドを選定する際、ブランド継承についてもしっかりとした考え方を持っている点を重要視しております。

 

硬いお話のあとは、ディナー風景を少し。

 

スイスに来ると食べたくなる「タルタルステーキ」。

 

いわゆるお肉(生肉)のたたきですね。

 

日本では生肉を頂くことが制限されているため、たまにしかメニューに見かけませんが、スイスではポピュラーなメニューで、とても美味しいです!!

 

スープ、カブだったでしょうか・・・。

 

デザートはみんなでシェアしました。

メレンゲのデザート。

スイスでは定番のようです。

 

4日目も、時計師たちのあふれる情熱と、たくさんの情報を頭と心にたっぷり詰め込んで宿に戻りました。

 

次回は5日目以降をレポートします!

 

 


2017年4月26日 (水曜日)
クリストフ・クラレ氏 来日イベント!

みなさま、こんばんは。

 

バーゼルワールド2017のご案内がなかなかできぬまま4月が終わろうとしております。

 

時間がたつのは早いですね・・・。

 

バーゼルレポートはまた続きを書きますが、本日は先週末に行われたイベントについてご報告したいと思います。

 

今回のイベントは、私の良き友人である女性社長が日本と中国でのクリストフ・クラレ時計イベントを企画されたので、日本では弊社ギャラリーを会場として頂くことになりました。

 

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当日は、弊社ギャラリー奥のショーケース3台を使って、クリストフ・クラレワールドを作りました。

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クリストフ・クラレ氏。

 

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今回は全部で7本の時計を持ってきてくださいました。

 

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クラレ氏の時計解説に、みなさま真剣に聞き入っていました。

 

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最終的にはスタッフ合わせて20人近くになり、小さなギャラリーは手狭でしたが椅子の配置を変えていましたので少しは広く使って頂けたのではないかと思います。

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ユニークピースを手に取らせていただいて・・・

みなさん、グローブを借りてドキドキ・・・。

 

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ポーカー。

ダイアル上でポーカーが3人でプレイできます。

カードはそれぞれの位置からしか見えないようにブラインドがついています。

 

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ケースサイドからも・・・ふむふむ、かっこいい。

 

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レディースウォッチ、Marguerite。

自動巻きのローターが繊細な作りなのでケースバックにも思わずうっとり。

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Margotもとても素敵でした。

花占いにある偶然性を再現するためにとても複雑な時計機構が使われています。

 

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お写真も皆様それぞれに撮られていました。

 

 

どれもみな美しく、そして機能性とエンターテイメント性にあふれる素晴らしい時計ばかりでした。

 

弊社で取り扱っている6ブランドとはまた違った、独立時計師の世界観を皆様にお伝えできたのではないかと思います。

 

 

 

次回のイベントは、5月14日(日曜日)

ミキ・エレタ氏が来日します。

 

「トレスカラコレス」をご覧いただける最後のチャンスです。

 

ご参加ご希望の方は、是非お問い合わせフォームまたはメールにてご連絡くださいませ。

 

お問い合わせフォーム

https://www.stella-polare.co.jp/contents/form_co/index.html

 

 

 

 

 


2017年2月3日 (金曜日)
2017年 本年もよろしくお願いいたします!!

みなさま、ご無沙汰しております。

2017年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ご挨拶が遅くなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

ステラ・ポラーレは昨年末からおかげさまで慌ただしい毎日を送っております。

 

 

近況報告を少し・・・

 

年末には、ミキ・エレタ氏の「トレス・カラコレス」のご希望を正式に頂きました。

この5月には正式にお客様のもとへお届けすることになります。

ステラ・ポラーレでは納品等もしっかりとさせて頂くため、

5月にはミキ・エレタ氏ご本人が来日します。

来日に合わせ、イベントも開催予定ですのでお楽しみに!!

 

また、最近ではパテックフィリップのアンティーク懐中時計・ペンダントウォッチへのご希望も頂いております。

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1910年製のペンダントウォッチです。

 

状態も良く、デザインもとても素敵ですので実際にアクセサリーとして使用して頂くことが出来ます。

 

昨年、富裕層の方が集まるクリスマスパーティにてプロモーション用で身に着けましたが、多くの方の目に留まったようで、とても好評でした。

来週、ご興味のあるというご婦人にお見せしますので、気に入っていただけたらいいなと思っております。

 

バーゼルフェアも近づいており、会期中の予定もだいぶ煮詰まって参りました。

 

今年も、独立時計師たちの様々なニュースをお伝えして参りますのでご期待ください!

 

 

株式会社ステラ・ポラーレ

ステラ・タイムピースギャラリー

 

 

 

 

 

 

 


2016年11月11日 (金曜日)
ジュネーヴ・グランプリ2016 発表!

みなさま、こんにちは。

 

11月10日午後6時30分(日本時間の真夜中)にジュネーヴグランプリの発表がありました。

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ステラ・ポラーレが扱い中の2ブランド、ルドヴィック・バルアーとアンデルセンが最終ノミネートに残っていましたが、残念ながら各部門のグランプリ受賞は逃しました。

 

しかし、そうそうたるブランドが並ぶ中、すばらしい健闘ぶりであったと思っています。

 

さっそく2つのブランドに、メッセージを送りました。

 

 

女性向けハイメカ部門は、グランプリとしてジラール・ペルゴのキャッツアイトゥールビヨンが選ばれました。

 

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画像ではわかりにくいですが、ダイアルはマザーオブパールとなっていて、実物はさらに美しいものだと思います。

 

トゥールビヨンを「キャッツアイ」と名付けてしまうセンスの良さも素敵ですね。

 

一方、カレンダー部門ではMB&Fのレガシーマシーンパーペチュアルが選ばれました。

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こちらも、ダイアルなしのスケルトンデザインで、カレンダーメカニズムを目の当たりにできるところが凄いですね。

 

 

ちなみに全体グランプリはこちらの作品です。

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フェルディナント・ベルトゥー

クロノメトリー フェルディナント ベルトゥー FB1

 

 

 

こちらのページで、各部門受賞作品をご覧いただけます。

受賞作品

http://www.gphg.org/horlogerie/en/prize-list-16

 

トップページ

http://www.gphg.org/horlogerie/en

 

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ルドヴィック・バルアーアップサイドダウン「アールデコ」は

 

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日本ではこちらがご覧いただけます。

24本限定版、アップサイドダウン マザーオブパールダイアル。

(12本:レッドゴールドケース、12本:プラチナケース)

 

 

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アンデルセン・ジュネーヴ

20周年記念セキュラパーペチュアルカレンダー(ブルーゴールド)は

 

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日本では、シンプルな旧ヴァージョン(プラチナケース)をご覧いただけます。

シャープなラグのデザインにも注目です!!

 

是非一度、彼らの素晴らしい作品を観にいらしてください。

 

 

お問い合わせはこちら
https://stella-polare.co.jp/contents/form_co/index.html


株式会社ステラ・ポラーレ
ステラ・タイムピースギャラリー

 

 

 

 

 

 

 

 


2016年9月7日 (水曜日)
時計コラム(1)美術品という目線からの時計

ここ最近、高級機械式時計を販売する上でうたい文句となっているフレーズがあります。

 

「アートな時計」

 

某有名百貨店のウォッチフェアでも、今年のテーマは「時の芸術」。

 

実は、私はとても嬉しくなりました。

 

なぜ嬉しくなったのか。

 

そのお話しをする前に、少々、ステラ・ポラーレと私のことをお話ししましょう。

 

 

 

私がギャラリーを開設するにあたり、さまざまな独立時計師の方とお会いし、工房を訪ね、いろいろなお話をさせてもらいましたが、独立時計師たちの共通する希望は自分たちの作品を「美術作品」として扱ってもらいたい、という点でした。

 

もちろん、ムーブメント開発もデザインも自由にできる独立時計師は、自らの美的感覚に正直に時計を造ります。

 

まさに、美術を生み出す「アーティスト」であり、各国のバイヤーたちもそのように認識はしています。

 

しかし、実際には、「時計は時計」というのが現実でした。

 

 

私は約8年ほど、美術の世界に身を置き、世界中の美術品を見て参りました。

 

もちろん、8年という期間はそう長い期間ではありません。

 

しかし、ご縁があって様々な美術品の厳選されたコレクションをこの目で見ることができ、一時期は専門家として、とある小さな私設美術館の館長もさせて頂きました。

 

一方、時計に関する知識は?

 

残念ながら私自身の時計知識は極めて限定的です。

 

だからこそ、時計の良さをまず「美術品目線」で見るのです。

 

それから、専門知識に基づいた説明で時計としての機能を把握します。

 

美術品目線でのブランドや作品の選定というのは、過去なかなか無かったことなのだそうです。

 

それもそのはずです。

 

独立時計師は時計界の中でもかなりマニアックな分野として君臨しています。

 

時計を知り尽くした方々が、行きつく領域です。

 

それを飛び越えての、別目線からのアプローチでしたが、彼らが本当に目指すものと一致し、このような出会いが生まれたのです。

 

いま、各高級時計ブランドが「美術品として」というコンセプトでアプローチし始めたことは、時計という分野が美術・芸術に通ずるということが、広く世界に認められたことだと思っています。

 

だから嬉しいのです。

 

そして美術はさらに深まり、哲学へとつながります。

 

そして哲学は天文学へ広がります。

 

時計師たちがなぜ自分たちの作品を美術作品であるというのか。

 

その本当の意味の理解へ通ずる、果てしなく深い世界へ

 

みなさまをご案内できることをとてもうれしく思うのです。