時計はそもそも、
神が定めたこの宇宙の法則、秩序を再現する、神に近づくための「夢の機械」として 製作が始まったものです。

そして昔の時計師たちはこの壮大な夢に、まったくゼロの状態から取り組みました。どうすれば宇宙の法則、秩序を再現できるか。 アイディアを考え、設計図を書き、ネジや歯車を自身の手でひとつひとつ製作して組み上げていったのです。



彼らは凄腕の職人であると同時に、数学者、技術者、そして芸術家でした。この壮大な夢を抱き、時計作りに没頭したのが昔の天才時計師たちです。

独立時計師は、世紀を超えて彼らと同じ夢、彼らの志を受け継ぐ人々。 かつての天才時計師たちと同様に、どこにもない独創的な機械式時計を自分の手で、何カ月、何年もかけてゼロから作り上げます。

ただの金属の板から、手作業で何百もある歯車やバネなどの部品をひとつひとつ作り、調整しながら世界で唯一の時計を作りますが、 主に使うのは糸ノコギリやヤスリ、手回し式の旋盤やなど、昔の天才時計師が使った素朴な道具類です。

その時計は、博物館に収蔵されている、昔の天才時計師が製作した傑作時計と同じように、 世紀を超えて美術工芸品として不変の価値を持ちます。

彼らは時計界で現代アートの芸術家として尊敬される存在であり、著名な時計ブランドのブレーン、コンサルタントとしても活躍しています。

時計という「夢の機械」を、自らの手でゼロから創作し、その頂点を極めた 「時の芸術家」。 それが独立時計師です。